ひつじ通信6月号

ひつじ通信6月号です

 

こんな感じで、スポーツ選手のコンディションに役立つ情報をコラムとして掲載していけたらと考えています

 「疲れて手も足も上がらない・・・」スポーツ中、スタミナ切れになったことはありませんか?私自身、学生時代は柔道部に所属していましたが、試合の後半は毎回こんな状態でした。なぜこんな状態になるのか、少し考えてみましょう。

 人間が体を動かすのに必要な栄養素はブドウ糖です。そのブドウ糖が足りなくなると、スタミナ切れを起こしてしまうのです。

 食品に含まれるブドウ糖は、デンプンや糖類などと呼ばれています。ブドウ糖が2つ集まると糖類になります。たくさん集まるとデンプンになります。

 食べてからエネルギーに変わるまで、①ブドウ糖がそのまま含まれている食品(飴・  ジュース)は30分ほどでエネルギーとして使うことができますが、長持ちしません。②糖類(砂糖、牛乳、くだもの)は1~2時間かかります。③デンプン(お米、パン、麺類)は2~3時間かかりますが、腹持ちがよいです。このように食事のタイミングを考えることで、パフォーマンスの低下を防ぐことができます。

 ところで、スポーツ選手が試合中にバナナを食べているのを目にしたことはありませんか?バナナにはデンプンが多く、ブドウ糖そのものも含まれています。即効性と持続性の両方が期待できる、スポーツに理想的な食品なのです。私のように試合の後半にスタミナが切れてしまう場合は、試合の1時間前にバナナを食べるなどの工夫をすればよかったのです。

 みなさんも試合や大会で活躍できるように、参考にしてみてください。